面接の最後に「その場でフィードバック」を返す理由
面接官の著者は、面接の最後に候補者へその場で具体的なフィードバックを返す。一方通行の評価を対話に変え、誤解を候補者自身が正せる場を作るためだ。
#なぜ今日これを選んだか
評価は、たいてい本人のいないところで決まる。面接でもコードレビューでも、「実はそこは分かっていた」と言える機会がないまま結論が出ることは多い。この記事は、評価する側がその場で手の内を見せることで、誤解を減らしている。評価する側とされる側、どちらの立場でも使える考え方だと思った。
#要点
- 著者は面接の終わりに「フィードバックをお伝えしてもいいですか」と切り出す。許可を取るというより、話の流れを切り替える合図として使っている
- 伝えるのは、性格ではなく「実際に見せてくれた力」についての具体的な感想。良かった点(例: 設計の説明が明快だった)も、気になった点(例: 表面的な答えはできるが、原理まで理解しているかが見えなかった)も、はっきり言う
- 多くの候補者は感謝して受け取り、約5人に1人はその場で誤解を正せた。一方で著者は、正そうとしても懸念が残った場合、それは自分の初期の思い込みかもしれないと考え、結論ではなく「別の面接官と確かめる印」として扱っている
#自分にとっての示唆
エンジニアの仕事でも、評価のすれ違いはよく起きる。レビューで指摘された点が、実は分かったうえでの判断だったのに、説明しないまま終わることがある。逆に自分がレビューする側なら、「ここは原理まで理解しているか分からなかった」と具体的に書けば、相手はその場で答えられる。明日からは、PRレビューや1on1の最後に「今日の自分の説明で、伝わっていなさそうな所はありますか」と一言聞いてみる。英語の会議でも使えるように、“Is there anything I explained that didn’t come across clearly?” を1つ覚えておく。評価を一方通行にしないことが、自分の成長を速くする近道だと思う。