AIでコードは増えた、でもソフトは増えていない
AIエージェントでコードを書く速さは上がったが、人のレビューが詰まりどころになり、世に出るソフトの量は増えていない。速さの差は書く工程の外で決まる。
#なぜ今日これを選んだか
「AIの時代にエンジニアとして生き残れるのか」という不安は、自分もずっと抱えている。この研究は、AIでコードを書く速さが上がっても、その分は人のレビューに吸収されて、出来上がるソフトはほとんど増えていないと伝えている。不安の正体を数字で見直せる記事だと思った。
#要点
- AIコーディングエージェントでコードの生成量は増えたが、出荷されるソフトの量は増えていない。増えた分の効率は人のレビューという「詰まりどころ」に吸収されている
- HNのコメントでは、開発者がコードを書いている時間は全体の1〜2割という調査が繰り返し挙がっていた。書く速さが2倍になっても全体はあまり速くならない(アムダールの法則)
- データは主に2025年のもので、モデルが古いという反論もある。それでも「設計・仕様・レビューの判断」に価値が移っているという見方は、肯定派と懐疑派の両方に共通していた
#自分にとっての示唆
AIで速くなるのは「書く」ところだけで、何を作るか決める・正しいか見抜く・仕様をはっきりさせる仕事はむしろ重くなる。ミスの原因も、たいていは書く速さではなく仕様の読み込みの浅さにある。明日からは、AIに書かせたコードを出す前に「この変更で何が壊れうるか」を3行で書き出し、それをレビューの観点として残す。領域の知識(自分の場合は医療とリハビリ)を持っている人ほど、この判断の工程で強い。